Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

大学で学ぶことの意義

今回、東大の先生が調査を行ったところ、約6割の学生が「自分のレベルにあった
授業がいい」と受け身であることを立証した。



さて、吉本ばななの父親は、大学進学を渋る娘に「大学に行けば、行かなくてもいい
理由と行かなくてはならない理由がわかる」といったそうで、これはなるほどと
思ったもので…。



江戸かるたの「ろ」は「論語読みの論語知らず」と言うことで、論語を読んでも
その言わんとしていることを理解していないというありさまもある。



現在のエリートがそうじゃないか!いい大学でていい職業についても、堕落しや
がってと俺は思っている。犯罪行為を犯しときながら、のうのうとエリートを
名乗っていたい根性にも怒りを通り越してあきれる一方である。



天下の一流大学を出たのであれば、その知識を社会に還元して欲しい。
独り占めするのなら、それは自慰行為に等しい。



俺らより高度な学問を学んだのなら、社会にどんな形であれ還元して欲しい。
それが、エリートの責務ではないか。



エリートでなくても、大学の存在意義とは「知を昇華させ楽しむこと」にあると
思う。そこから咲き誇る花もある。



少しでも学問に興味のある人間が集う場所に、大学が生まれ変わるように
心から祈っている。サラリーマン金太郎の伊郷会長のことばを引用しよう。



「大卒はサル回しになってサルを観察している。」



いみじくも彼の一言は今の新卒に一石を投じている気がする。