初めてのカレー講座
感想としては、楽しかった反面、しんどかったです。
…って何がしんどいかと言うと、人に気を遣わないといけない点です。
案山子のように突っ立っていても邪魔になるし、かといってでしゃばっても
人の迷惑になる。そんな思いでがんじがらめになっていた部分もあります。
それでも、プロの技術を少しでも学んで帰ろうという意地があったので、
自分に鞭打って頑張ってました。
途中、スープのアクをとりすぎて、味が薄まるのではという不安もありましたが、
逆にナンプラーとタマネギの旨みがあったので、杞憂に終わりました。
味はレッドペッパーを足さなくても、十分おいしかったんですが、
ついついおかわりをしてしまいました。夕食がなかなか進まなかったのは
言うまでもありません。
一番不愉快になったのは、一部の不心得者の行動でした。
俺たちのグループの机に、洗った食器を置いて、跡片付けをしていたので、
腹が立ちました。しかも、いい年こいた大人がですよ。
一人は、腰パンにチリチリパーマのデブったオッサン。一人は気の強そうな
オバハン。正直殴ってやりたくなりましたが、せっかくの講座をぶち壊し
たくないので我慢しました。
救いの材料は、同席のメンバーが皆いい人だったことと、井手氏が謙虚で
礼儀正しい人物だったことでした。
帰り際に井手氏に、スピカで行なわれたカレー大博覧会の餃子スープカレーの
味を話すと、「こんなこともありましたねぇ」と目を細めながら喜んでいた
様子は微笑ましかったです。スタッフ全員で、スープカレー用に2400個の餃子を
作っていただけに、こちらがその話題に触れてくれたことは一層うれしかった
ようです。井手氏に会えるかはわかりませんが、らっきょの味に触れていきたいです。