「答えが出ている問題」を解くのが早い日本人
一流大学を出た人間は偉いと敬意を表しておくことにする。
なぜなら、彼らは人の倍勉強してきたからである。
しかし、北海道教育大学函館分校出身の無職男性が、同期の会社員女性を母親
の目の前でナイフで刺殺したという事件で、彼の応用のきかなさが露呈した。
動機はいじめられただの、恋愛感情があったとのことだが、勉強した人間の割
には至極短絡的だといえる。
勉強と言うのは頭に詰め込む単純作業だとモーガン社長は言う。
(サラリーマン金太郎参照のこと)
狭き門を通ることができるのは素晴しいことだが、通ったあとが一番鍵かもしれ
ない。応用の利かない日本教育を生み出してしまった文部省の人間こそ戦犯だろう。
あわてて、日本版バカロレアを導入したところで後の祭り。
賢い奴らは海外に留学などの形で、日本を見限っているだろう。
「無」の状態からモノを作り出すのは困難だが、大学を出ていなくても町工場の
社長たちはやっていたりする。彼らが出来ているのに、一流大学出身の人間が
出来ないということはないはずである。
たとえて言えば、デスクワーク軍人と前線に立つ兵士らとの差ではないだろうか?
後者は命がけで任務を遂行しようとしているのだ。
しかも、体で得た知恵だから、なかなか忘れないし、応用もできる。
一流大学卒の中にも、実践ができている人間がいることをあえて明言しておく。
いい例が島津製作所の田中氏である。
一流大学卒は俺らと違いエリートとしてのプライドと使命を持ってやってもらい
たいものである。ま、四流大学卒の俺らにもチャンスをくれればありがたいがね。