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Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

心も天気も愚図ついて

この頃になってようやく秋らしい天候になってきました。晴れの日には空が高く、北海道で暮らせる喜びをかみしめることができます。

さて、今日は雨が降っていて、気温もぐんと下がり、さすがに厚手のパーカーの出番となりました。職員さんも利用者さんもすっかり秋の装いになり、季節が変わったんだなという実感がわきます。

今週の火曜日から東京の伯母と従姉が来ていて、親戚とはいえ気を遣ってしまいます。火曜日・水曜日と夕食が外食でしたので、贅沢な悩みですが胃が疲れてしまいました。

さらに、心身の疲れがたまっていた上に、バランスも取れなかったので、先日のグループワークではフラッシュバックが起きて、周囲にはきつい態度を取ってしまいました。9月もあとわずかなので、何とか乗り切れればと思います。

苦手な奴もイイトコサガシを頑張ってる

今日は臨時でSSTに参加することになりましたが、これにはわけがありました。本当は就労支援員の羽鳥さん(仮名)に面接練習の相手を頼んでいましたが、スタッフ間の話し合いでSSTの時間を割いて取り組んでもいいと言うことになったことがきっかけでした。

女性職員が司会をする一方で、施設長が面接官役になってもらったことで、いい意味での緊張感が出て当日のシミュレーションは成功したと思います。

俺が苦手な某発達障碍者も参加していましたが、自分の意見をごり押しすると思いきや、何ということでしょう!面接練習を見た時のいいところを言ったではありませんか(苦笑)

これには自分も内心意外でした。彼のような当事者だと、概して自分自身へのこだわりが強かったりするもので、人の気持ちを忖度することなく、歯に衣着せぬ言動をするんですよね。悪気はないとはいえ、さすがに毎度顔を合わせるとなると、いい加減にしろと言いたくもなります。それゆえ、俺は彼を苦手としていたわけです。

彼以外にも、今日見学に来ていた方も積極的に、面接や勤務時の経験談を交えてアドバイスをくれるなど、久々に有意義なグループワークに参加させていただいたと思っています。

SSTに出るも体調不良のため早退した人や、これから面接を受けようと思っている人からは、俺の面接から何か学びたいと言う気持ちが伝わってきて、俺もうれしい反面、就職につながるよう頑張らないといけないなと感じました。

ミニラおやじのイイトコ

さらに、ミニラおやじは今週の金曜日で別の施設に移ることになり、彼なりに最後に課題をこなそうとひたすらに頑張っていました。

相変わらず、人差し指でノートPCのキーをガチガチと音が出るほど押してましたけどね(笑)

彼のいいところを作業の終わり際に初めて見ました。俺が使っているパソコンの横にあるウェットティッシュを、彼はいつも黙って持って行った挙句、使ったまま置きっぱなしにするわけですが、今日は違いました。

彼は「ちょっと借ります」と一声掛けて持って行ったのです。彼の行動でやさしい気分にさせられたのは、これが初めてだった気がします。

彼は俺と同じく負けず嫌いなのでしょうね。だから、素直に人の話に耳を傾けたりするのがなかなかできなかったりするのかもしれません。

彼の信念は固いのは率直に認めます。しかし、それが施設で過ごすには仇となっているのに気づけないのは非常に悲しいなぁと思います。

本当の「強さ」とは?

今までの自分も、件のミニラおやじと似たような経験をしたことがあります。自分の弱さを認めたくないあまり、さまざまな知識やパソコン技術で武装し、彼らをはじめとしたアクの強い当事者に対抗していたのです。

根っこにあるのは、自分のフラッシュバックでした。嫌な記憶を封印したいから、忘れたい余りに、記憶の底にある当事者に似ている人間ですら、敵意をむき出しにして立ち向かってしまうのかもしれません。当然、キツく威嚇したりすることもありました。

今考えれば、俺は核兵器などで武装したがるみっともない某独裁国家と一緒じゃないかと自分でも恥ずかしく思います。そんな国家が待っているのは、武力によって自らの終わりを見せられる最期です。乱暴な言い方をすれば、「ケダモノの強さ」に等しいのかもしれません。

弱さを見つめた上での強さは、しなやかさがあります。力押しするだけではなく、一歩引いて相手の動向を見る余裕がある。さらに、ここ一番の強さは、ケダモノの強さとは違って、持久戦に持ち込まれても音を上げないのも強みと言えるでしょう。

本当に強い人は、自分の弱さを見つめられるというのはそこがゆえんだと自分は思います。

ニコルさんの話では

C.W.ニコルさんは、子供時代にいじめに遭っていましたが、柔道を習って体を鍛え、相手に対抗し自らいじめを止めさせたという話があります。作家になって、いじめで悩む子供からファンレターを受け取ると、一言こう書き記したそうです。

"Be Strong!"(強くなれ)

彼のことばは実に漠然としていますが、強さの意味を自分で見出して欲しい意味もあって書いたのかもしれません。

強さの形はいろいろあると思います。先ほど述べた「ケダモノの強さ」もあれば、「しなやかな強さ」もあるでしょう。人によっては「安請け合いをする強さ」もあると言います。

強さはもろ刃の剣です。だからこそ、人や自分を傷つけることもあるし、刃物のように慎重に扱ってほしいと切に願っています。

強さと価値観

ドラえもん学の大家である横山先生の本で興味深い話を読みました。自分の取り巻く環境での価値観によって、何が優先されるかが変わるそうです。

のび太のように居眠りや昼寝が得意な人間がよく見られるところなら、俺をはじめとしたADHD当事者に近い人もみんな人間国宝級の存在になるでしょう。ジャイアンみたいに腕力バカや、スネ夫みたいな賢しい腰ぎんちゃくにも言えることです。

しかし、現実は混とんとしています。出木杉みたいな優等生タイプがワイセツキャリア警官やシロアリ官僚になったりすることもあるわけです。ジャイアンタイプの人間が、社会のトップに君臨するも汚職で裁判に掛けられたりするのもねぇ…。

武宮恵子の「地球へ…」では、ジョミー・マーキスという少年がミュウという一族の出身ということで、自分の住んでいるところでは異端児扱いされますが、やがてミュウの族長にまで上り詰めます。

つまり、環境での価値観が変わってしまえば、尊ばれる人間も変わってしまうのです。言ってしまえば、価値観など人や時代によって変わる。

例えば、現在になって発達障害の理解が進んできましたが、昔なら変人扱いした挙句「甘えるな!」と自己責任論で無理やりごり押しされてきたわけです。

発達障害が尊ばれるまで行かなくても、「俺もこの社会で生きてていいじゃん!」と思えるような環境になってくれれば何も言うことはありません。