Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

大地に根ざそうとしている花一輪

今日は社会保健福祉施設でカウンセリングを1時間ほど受けてきた。
何とか時間は融通してもらえたので、思いのたけを話せた。
ソーシャルワーカーの功刀さん(仮名)が担当してくれた。
スレンダーで艶かしい魅力を放つ女性だった。
彼女にはいろいろなことを話した。今の心の振幅に始まり、
将来への不安、職場での過剰適応の苦悩…等々。
彼女はそんな自分でも「何とかやれているじゃないの、大丈夫よ」と
励ましてくれているような感じに見えた。自信過剰は禁物なので
気をつけるようにするが、女性へのコミュニケーション能力は
ゼロではないのかもしれない。彼女だけではなく、他のワーカーさんとも
お話がこわばらず出来たしよかったかなと思う。



今日は、新しい人々の出会いがあった。片山くん(仮名)という青年と出会った。
彼は初対面にも関わらず暖かく接してくれた。損得勘定で利用してやろう
だのという打算はこれっぽっちも見られなかった。彼の目は澄んでいたと
思った。まっすぐに俺を見つめ、仲間として受け入れてくれるという
好意に満ちた目であった。彼は今デイケアに通いつつ、施設でカウンセリング等
を受けるという生活を送っている。入退院も繰り返す中で、地獄に等しい経験
したという。合わない薬を飲まされ苦痛に悶絶したり、倦怠感の中で出てくる
生へのエネルギー…彼の話を聞いて半べそを思わずかいてしまった。
しかし、彼はしっかりと俺の手を握り締め、まっすぐに見つめていた。
自分は片山くんだけではなく、苦しんでも生きようとしている人は、
大地に根を張り巡らそうとしている花一輪なのだと心底感じた。
その姿こそたたずまいだけでも魅力や美しさがある。