Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

スポーツに政治や国益を反映させるな!

ただでさえ、オリンピック等の大会が商業主義の塊だと言うのに、政治や国益を反映させる
のなら、俺はお門違いと思う。国の代表選手であることには変わりないが、その前に彼らは
スポーツマンなのである。世界で腕っこきの選手が集まるからこそ、オリンピック等も
おもしろくなるのであって、政治的主観を反映させてはならない。
サッカー・アジアカップの中国人サポーターにはじまり、アテネオリンピックマラソンでの
ブラジル人選手への妨害者。彼らは断罪されて然るべきである。ジーコ監督は不快感を
露にしたが、ブラジル人選手は「アテネよありがとう!」と感謝のコメントをしていた。
スポーツを政治や国益の道具に利用する為政者になど、政を行う資格はない!
スポーツはみんなが参加できるものであって、上級者が徒党を組んで初級者を排除するのは
下衆である。これは一スポーツマンだった者として言わせていただこう。



映画ロッキー4を見たことがあるだろうか?イワン・ドラゴ(ドルフ・ラングレン)が
親友のアポロ・クリードを試合でなぶり殺し、ロッキーに挑戦状を叩きつけたという
ストーリーである。終始ドラゴは得意の1tパンチでロッキーをいたぶるが、ロッキーの
根性に触発されて「スポーツマン魂」に目覚めたのである。
「ロシアのために戦ってるんじゃない。俺は俺のために戦うんだ!」と言ってトレーナーの
暴言に対抗した。ドラゴはある意味被害者である。国のサイボーグマシンに改造され、
アイデンティティやレゾンデートルを徹底的にすりかえられた。このことも製作者や
俳優も言いたかったのではないだろうか。



政治家もスポーツ選手との会談を自分の面目躍如の道具にするなと言っておく。
シンキローはサッカーのネタを知ったかぶりして、中田から突っ込みを受けた事件はご存知だろうか。
これで中田とシンキローの教養の差がはっきりとわかったことだろう。
中田は「生意気だ」と言うように見えるが、実は勉強家だったりするのだ。
会計の勉強をやったり、セリエAに行けばイタリア語まで習いだした。
果たして彼のどこに「教養のなさ」が露呈しているというのだろうか。(多分言う人は少ないが)
シンキローの方が逆に教養がないと思うが。(だってさ、北斗の拳のハートじゃん。外見も性格もさ。)