Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

トシ(タカアンドトシ)よ、日本の政治家につっこんでやれ!

日本版NSCの構築を安倍総理大臣がやりたいといっていたが、
故・小渕前首相の二の舞にならないように気をつけたほうがいい。
過去に小渕前首相は退職金の積み立て分を給料に組み込むとかいう
日本版401kなどという枠組みを作ろうとしたがどうなったん
だろうね。結局ぽしゃってしまっただろうけどさ。



こういうのを見ていると、トシに「欧米か!」とつっこんで
ほしくなる。言うなれば、パソコンなどのハードばっかり
かっこつけて、ソフトはおざなりという知ったかオヤジの
ランチキ騒ぎに他ならない。小林よしのりは欧米やアジアの
諸国の主張に対して、日本が主張できない状態だと指摘して
いたが、確かにそれは当たっているとつくづく思う。



彼らはなぜ失敗してしまうのか?
欧米の枠組みをそのまま日本に当てはめようとするからである。
日本には日本の商慣習もあるし、法律との兼ね合いもある。
その点がどうして置き去りになってしまうのだろうか?
「お前ら、どこにメガネかけてるんだ?」と言える政治家や
知識人、言論人が出てこない限り、欧米ボケした政治家は
量産されるだけである。



今思えば、過剰な規制緩和は大間違いだったのではないか。
今問題となっている格差社会だって、原因の一つは派遣の
領域を広げたからだろう。いくら、「派遣社員と3年契約
した会社は、それ以降は正社員で起用しなければならない」
という規程を設けても、企業はずるいから抜け道を探す。



ドリームインキュベーター会長の堀氏は「正社員にすれば
得なんだもん。向こうだって恩を感じてくれるし」という
ようなことを、太田光の番組で派遣社員の前で言っていた。
俺は、この方のことばに膝を打って納得した。
正社員になると、ハンパなことはできないという意識は
たいてい働く。会社側から見れば費用こそかかるが、
その点をうまくついているなと感じた。



戦後教育最大の失敗は、「インターンシップ制度拡充の遅さ」だ。
現在の首相は必死になって、再チャレンジ制度を訴えているが、
結局後手後手になっている。
そもそも、90年代の日本までは、インターンシップがなくても
うまくいっていた。パブル絶頂期もあり、国や企業の体力もそれ
なりにあった。しかし、2000年代の日本はひどい有様に
なってしまった。パラサイトシングルに始まり、日本版ニートや
フリーター、引きこもりが大量に増え、社会的問題にまでなった。



インターンシップじゃなくても、学生のうちから職業を考える
機会を増やせばよかったのだ。社会見学程度のものではなく、
「一日体験入社」レベルのことが必要である。
ドッグイヤー化されてしまった今では、昔のような「回り道」は
あまり出来ないように感じる。無論、人生で挫折したりした場合でも
やり直しの利く土壌も作っておかねばならない。
俺はもう33歳。あと2年もしない内に、転職希望者としての賞味
期限は切れてしまいます。こういった団塊ジュニアのための制度も
充実して欲しいものですな!ねぇ、首相?