この人たちはどんな気持ちで働いているのだろう?
働いている人たちを見るたび、題名のようなことを考えてしまいます。
店で一生懸命モノを売る人もいれば、風の日も外で作業している人もいる。
今、常勤講師と言えど、教職に奉職して俺は教えることが出来るという幸せを
感じています。
前の学校では、学閥や派閥の力学、生徒の圧力に苦しめられ、ドライブインでは
組織と派閥の力学に辛酸を舐めさせられました。
こんなことがあったからこそ、今の職業が自分にあっているとより実感できたし、
遠い回り道だったけど良かったのかなと思っています。
しかし、「天上に魔あり」ということを念頭において、運がいい時だからこそ、
不運時に落ち込み過ぎないように注意しようと考えています。
教師はえてして世間知らずになりがちです。だからこそ、他の企業などを経験した
先生を見本にしたいという思いは強いです。もちろん、長くキャリアを積まれた
先生で、すばらしい先生も参考にしています。
教師をしていれば、昔なら生徒もPTAも「センセ、センセ」と祭り上げました。
今は違います。親も生徒も逆ギレすることは、結構あります。だからこそ、
教師もまた人間なんだということをわからねばなりません。
釈尊いわく「天上天下唯我独尊」ですが、これは「自分だけが尊いのではなく、
この世に生まれて生きている人はみんな尊い」とする考え方です。曹洞宗の機関紙
で知ったのですが、心にずしっとくる言葉でした。
教師として働くたび、やめようかなとも思いますが、喜びを感じた時、生徒や職場
のみならず「すべての人にありがとう」と言いたくなることがあります。
本当に俺は現金な男だとつくづく感じます。