発達障害者支援の現実
今日は、診察とカウンセリングの日だった。体重・血圧測定を終えると、
30分位待つと診察に入った。
形式的な質問の合い間を見て、俺は手帳のことを聞いてみた。
「あのぅ。障害者手帳、まだ届いてないんですけど…」
「あ、届いてませんか。実はですね、発達障害と診断書に書いただけ
なんですが、北海道の方から追加でやりとりがあったんですよね。
さらに審査をしなければならなくて、交付が遅れているのだと思いますよ」
「そうですか…政府も無理解なら、こちらもやりきれませんね」
俺は、こみ上げてくるやり場のない怒りを噛み殺しつつ、平静を装いながら言った。
「いやぁ、発達障害者の手帳制度がないものですから、仕方ありませんよ」
「わかりました。もう少し待ってみることにします…」
ついでに、家族や周囲になかなか理解してもらえない辛さを打ち明けて、少しでも
主治医には理解してもらうようにした。
しばらく待ってから、カウンセリングを1時間ほど受け、会計を済ませて、
薬局で薬をもらって帰宅した。ジェネリックに替えてみたけど、はたして
どうかな?効果が同じなら、そっちにしようっと。