Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

発達障害の辛さ

発達障害は、知的障害のような障害でなければ、周囲からは都合のいいように
解釈され、支援が不充分、もしくは全く受けられない状態になっていました。



2005年に発達障害者支援法が施行されてから、不公平感や格差を是正する方向に
なってきているようです。



しかし、発達障害者のための手帳による支援制度が存在しない以上、医師に
うつ病統合失調症などの診断名をつけてもらうことで療育手帳を取得する人も
いたりするのです。



知的障害が認められれば、療育手帳の可能性は出てくるでしょうが、IQが
そこそこあって自閉症などが認められる発達障害者は、セーフティネットの網から
洩れてしまいやすくなります。



「自己責任が取れるくらいのIQはあるんだろ?自立しろ」と言うのは、
暴論ではないでしょうか。まだまだ日本は、発達障害者のための雇用機会が
きわめて限られているからです。



定型発達者(健常者)の就労機会すら限られているのもありますから、余計に
いかんともし難いのかもしれません。



「新卒至上主義」「35歳限界説」「学歴フィルタ」「現代版蟹工船」…などなど、
さまざまな日本の病理というものが解決されない限り、障害者雇用の未来は
ありません。



行政では制度面での支援を利用するしかありませんが、それすらも危うい状況
です。こうなったら理解してもらえるには、死ぬまでかかるかもしれないと
覚悟するしかないと思っています。



大袈裟かもしれませんが、そこまで考えざるを得ないのです。
まずは少しでも多くの皆さんに、発達障害者の抱える現実に目を向けて
もらえれば幸いです。