ミーティングでの一幕
今日から、体験利用者の人が入ってきたのと、普段よりも多く
利用者がやってきたこともあり、事業所全体の定員が埋まって
きたようでした。
アスペルガー症候群の男性A君が朝のミーティング中にも関わらず、
こんなことを言い出したのです。
「ああ、こんなに(今の事業所に)入ってしまうと、誰か一人が
出て行くことになるだろうねぇ〜」
「僕はもう少しで(通所)期間が終ってしまうけど、至福の時が
やってくるんだなぁ…ブツブツ」
などなど。
コイツのお陰で3〜5分くらい、ミーティングが止まってしまい、
センター長がすかさず、彼に釘を刺して落ち着きました。
「Aさん、ここのことはいいから。あなた、もうすぐ終了期限が
来るんでしょ?だったら、自分のことを考えましょうよ」
正にその通りですよ。
短気な利用者さんも「もうわかったから」と半ばキレ気味で言い
捨ててましたし、俺は露骨に睨んで舌打ちしました。
(俺のは本当は賢くないやり方でしょうけど)
ミーティングは体験利用者さんへの自己紹介をすると、1時限目の
開始まで5分しかありませんでした。正直いい気分はしません。
パソコンの席が埋まったことでも、A君はパニックになりかけ、
俺が泣く泣く席を譲ったのは言うまでもありません。
グループワーク休業期間でいきなりそちらに回らなければならないのも
腹が立ったけど、ワークがうまくいったから、まずは良かったのかもしれませんね。
正直、発達障碍当事者がみんな彼のような奴ばかりで、他人に迷惑
ばかりかけているという誤解や偏見を受けるのは、俺の本意じゃ
ありません。
少しでもそういう認識のズレをなくしていけたらと思います。