それぞれの出会いと別れ
同じ年のナイスガイが今日をもって就労移行支援施設を卒業する
ことになりました。
彼はいつも飾らない人柄で誰からも好かれているようにも見えましたが
人知れず心に傷を抱えていたりして、辛かったのかと思うと切なくて
仕方がありません。
帰りのミーティングの時間を使って、彼の卒業式を行うことにしました。
彼はなんと直筆の手紙をスタッフやメンバー一人ひとりに書いてくれて、
本当にうれしかったです。
その後、一つ手品をしてくれました。何も変哲のないノートにみんなの
念を集めて、ワンピースのキャラクターの絵をつけるという芸を見せて
くれました。
そこまでして彼は「絆」の大事さを訴えたかったのだなという姿勢が伝わり、
彼からも激励の握手を頂き、他の系列施設の職員で、産休を取る女性に
挨拶をして帰途に付きました。