Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

タメ口と社会のルール

先日、体験入所の人で実になれなれしい人がいました。
初対面にも関わらずタメ口を叩いてくるのです。



本人はそれをよしとしているだろうから、きつく言ったところで
ケンカになるからしばらく我慢していました。



ひとしきり彼の話を聴いた後に、俺はなるべく穏やかにこういいました。



「この施設は就労をめざすための場所ですよ。今から初対面の人間に
対してタメ口を叩く癖をつけていては、面接のときに出てしまうのでは
ないでしょうか?」




彼は内心カチンときたのか、自分はたくさんの会社で面接を受けてきたと
言いましたが、あまり好感は持てませんでした。



社会で嫌がられるヤクザや暴走族ですらルールと言うものはあると
聞きます。規則にユルいと思われがちなヤンキーやチーマーの集団
だって暗黙の了解と言う形でルールはあるはずです。



「規則規則ってうるせぇんだよ!」と怒鳴る人間に限って、自分が
好き好んで所属する集団の規則を破った奴に対しては、容赦ない
仕打ちをしてしまうものではないでしょうか。



ある程度のルールは、集団の人間が少しでも過ごしやすくするために
必要だと思います。



シェアハウスという場所でも、ルールと言うものがちゃんとありますし、
集団のルールを破る人間は周囲に嫌われると言う意識が働くから、住人は
ちゃんと守っているのです。



施設の場合ルール決めには注意を要しますが、中にはとんでもない論陣を
張って食って掛かるモンスターもいますので注意が必要です。



大人が集まる施設でも、小学生でもわかるような条項を設けなければ
風紀が維持できないという状況を見ると実に悲しくなります。



「トイレは汚すな」「ゴミは置きっぱなしにするな」「パソコンの音を
出すならイヤホンを使え」…などなど。



本当は本人たちが気を付けていれば、そんなこと口頭で言えば済むこと
なんですけどね。



パソコンの音については、自分の部屋ならば近所迷惑にならない限り
出してもいいんです。しかし、作業場というみんなの場所でもあり、
人の出入りがある場所ならば、イヤホンをすべきだと思います。



この場合、公共の場での「マナー」を守る必要があります。
人がいなかったら音を出してもいいだろうという理屈は通りません。



施設のルールと公共マナーを守らない状態で、感覚過敏の人間を
「身勝手」と責めるのは大きな間違いです。



では、批判している本人が、他人から「障害に甘えている」などと
言われたらどうでしょうか。絶対にキレたくなるはずです。



もっとも、感覚過敏の人間も自分の責任を果たしてなければ、当然
非難されるべきですが。



茶道の精神にも「半歩の譲り合い」というものがあるそうですが、
正しく人間関係にも言えることだと思います。



月初めと言うこともあり、自分も襟を正さねばならないのかも
しれません。明日からは極力自他ともに否定しない主張が出来ればと
願っています。