Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

今日の北海道新聞の記事から

英検の問題、試験中に流出 ネット掲示板に書き込み  2005/02/23 11:20

 財団法人日本英語検定協会(東京)が20日に実施した実用英語技能検定(英検)2級の二次試験(個人面接)で、問題内容が試験時間内にインターネットの掲示板「2ちゃんねる」に流出していたことが23日分かった。

 面接は1人ずつ行われるため、試験を終えた者が書き込んだとみられ、受験者によっては事前に問題を知ることが可能だったことから、協会は試験会場での携帯電話使用をこれまで以上に厳しく制限するなどの対策を検討している。

 2級は高校卒業程度の英語力が試験範囲。二次試験は全国約400会場で午後1時ごろから午後3時半ごろまで実施され、約2万8000人が受験。試験時間は約7分間で、英文とイラストの書かれた問題カードを読んで、面接委員の質問に答えた。

ここまで来ると悲しくなってくる。資格は確かに大切だが、もっと大事なもんはあるだろう。
それは資格を活用することだ。



マンガ・ブラック・ジャックでこういう話があった。
イタリアのマフィアが孫のピエトロの難病を治して欲しいとBJに交渉しようとするが、
日本医師会の圧力で首相官邸に直談判してもBJのオペは出来なかった。
孫は死亡し、敵を取らんと医師会会長の孫を銃殺しようと刺客を送った。
幸い、死には至らなかったが、会長は泣く泣くBJに免許を発行してオペを依頼する。
しかし、BJは目の前で医師免許を破り捨てたのである。
おそらく彼が言いたかったのは「資格だけに囚われて技術を疎かにするな」と
いうことだろう。



資格だけで言うならハレンチ教師やアカハラ教授なんて最たるもんだろう。
被害者はたいてい弱者に転じてしまうのである。
そして、加害者の行為はもみ消されて闇に葬られる。
そのような輩に教員免許や修士号などを発行すること自体、考えなくてはならないだろう。
果たして、このような師匠の下で勉強した弟子はどうなるであろうか?
反発して師匠を反面教師として成長するか、
萎縮して恨み辛みを抱えて悶々と生きていくかのどちらかである。
追い越す追い越されるのは誰だって怖い。
だからと言って、弟子の成長を阻害するような行為は師匠失格である。
そんな感情もだんだんつまらなく思うようになりました。



例え、師匠の教えを守っても、弟子は自分なりに改良を加えたりするもんです。
芸事の世界には「修・破・離」ということばもありますから。
師匠の教えをしっかりと身に付け、それをあえて破って自分の技術に
改良していくというもんですね。
入学試験などのように答えは一つではないんです。
時代の趨勢もあれば、地域による風土というものもある。
それも相対なんだなと感じます。