自民党総裁＝安倍ムードのマスコミに物申す

データで安倍氏の支持が出ているのが事実だとしても、もう少し麻生氏や谷垣氏にも
光を当てる報道をした方がいいのではないだろうか。テレビや新聞を見れば、どうみても
「安倍で本決まりじゃねぇ？」というムードが出ているのである。



あと、どうやっても格差社会や増税はひっくり返らないという悲観的な報道がなされて
いるのには、自分としても心が痛む。



ある程度の一般生活での格差はやむないにせよ、労働環境の格差というのはまず是正
されるべきだと俺は思っている。大半の人は働かねば生活がなりたっていかないので
ある。「日本版ＮＥＥＴ」「ワーキングプア」「２００７年問題」という難局を迎え、
初めて政府は重い腰を上げたが、その背景にあるのは「増税ありき」という考え方である。



団塊がいくら若者にバトンを渡したくても、渡せないのもうなづける。
なぜなら、若者がバトンを受け取れるような社会構造になっていないからである。
人材育成を置き去りにしてきた社会のツケが今ここにきている。



このツケを税金で自転車操業で埋めていくのか、別の方法で乗り切るのかは次期首相に
かかっている。このままだと、民主党の小沢氏に決まる方向になるようで、ブルドッグと
ドルーピーの対決になりそうな予感である。