政治家たちよ、ヒルマン野球に学べ!
安倍政権を一言で例えると、青田買いの「ジャイアンツ野球」というところだ。
みんな毛並みのいい文化人や知識人を揃えてきて補強しているように見せている
だけである。大味で意外性もへったくれもない野球になるのは目に見えている。
ヒルマン野球のモットー、スモール・ベースボールはとにかく泥臭くても
いいからランナーを出して、1点でも多く点を取る事である。
ジャイアンツに比べると、ファイターズの面々は非常に個性的だった。
SHINJOのプロデュースでスターになったひちょり。
リーグ最多バント記録で裏方に徹したケンスケ。
どんな球もフルスイングの小笠原。
オリックスを戦力外になっても日本ハムで大爆発したセギ様。
メジャーに行こうとしたところで入団して頑張った稲葉。
給料の多寡よりもファンの笑顔を取ったSHINJO。
正捕手争いでようやく芽を出した鶴岡。(しかも年俸600万)
今までベンチで耐えて日本シリーズでヒットを打った稲田。
ここ一番で勝負強い、選手会長金子。
巨人の選手は一人一人、超一流というすごいチームだ。
果たしてうまく機能するだろうか?
泥臭く勝利にしがみついていたのはスンちゃんくらいなもんだろう。
名門とか栄光に固執せず、「勝ちたい!」とか「こいつを何とか
討ち取りたい」という思いでやってみるのもいいんじゃないか。
今年のファイターズは実践したではないか。
緊張を楽しみ、さらに野球を楽しむ。その様は俺たちファンにも
十分伝わった。
政治の場合はまた違うが、パフォーマンスばかりというのも食傷気味になる。
政治を楽しめとは言わないが、ヒルマン野球での用兵術を参考にして
効果的に機能するような仕組みを作り上げてみてはどうだろうか?
労働問題のスペシャリストが閣僚にいれば、彼を中心に問題解決をやってみる
とか。上意下達ではもう遅いんです。