国民は決してバカじゃないぞ！

この度、シドニーでの会見から２日後に、安倍首相の辞意表明会見が
行なわれた。どうせなら、失業率を徹底的に下げてから辞めて欲し
かった。北朝鮮と徹底的に戦うのなら、行動でも示して欲しいし、
実に毛並みだけはいい首相だと思っていた。ろくでもない大臣を
選んでしまうのは仕方がなかったといえど、処罰がよろしくない。
泣いて馬ショクを斬るという位の覚悟が彼にはまったくない。



恐らく、自民党が裏でてぐすねを引いて、麻生あたりを選ぶ可能性が
大である。実行力と歯切れのよい口調で押し切る姿で、国民を納得
させるつもりなのだろう。愛読書はゴルゴ１３で、マンガ・アニメは
文化だとオタクにアピールしても有権者はバカではない。



ワーキングプアやネットカフェ難民の問題も解決できなければ、
結局安倍政権の前轍を踏む事になる。まずは、障害者自立支援法の
見直しを考えていただきたいものである。１割ではやりきれない上に
手続きがより煩雑になったのは、行政はよくご存知なのだろうか？



いっそのこと、「俺に総理大臣やらせてみりゃあ」と騒ぐ河村たかしに
一度でいいから任せてみるのもいいかもしれない。彼が変な事をしよう
ものなら、リコールかけるなり、数え切れないクレームを官邸まで直筆で
送ったりしてみれば、いいのではないか。（ただし、スパムメールは
卑怯なので一度は熱い思いをぶつけてみては）



残念ながら、日本の政治はレファレンダム（国民投票制度）をやるほど
成熟していない。この制度は、個人主義が発達している欧米あたりが
やるからまだ機能するのであって、「根回し」や「つけ届け」の慣習のある
日本ではまだ流行らない。余程、窮地に追い込まれないと機能しない
恐れがある。比例代表でも候補者が選べるというのは驚きだが、客寄せ
パンダ候補なんてもう二度と要らない。俺たちが求めるのは、俺たちが
どうすれば、過ごし易くなるかを考えてくれる為政者だ。
バラマキや護送船団はもう流行らない。もうそろそろ考えておこうか。