鉄腕エース、ついに今年初の敗北
先日、西武ドームで西武対日本ハムの3連戦の最終戦が行われたが、先発は涌井と
ダルビッシュというエース対決だった。
ダルビッシュは不調の中よくやったみたいだが、最後はタイムリーヒットでサヨナラ負け
となり、勝ち星は星野智樹に付いた。
一言言わせてもらうと、ヒルマン野球で育ちきれなかった鎌ヶ谷組の若手たちは、梨田
監督にとっては酷い置き土産である。
先発のローテにしても、ダルビッシュばかりに負担が行き過ぎていてさらに北京五輪が
重なると帰国した頃には、ペナントどころの騒ぎではなくなるだろう。
グリンにも頼りたいところだが、審判の嫌な判定でキレたりするので、短気を起こす回数を
減らすところから始めてほしい。鎌ヶ谷のやんちゃ小僧の小山が最近女房役をやっていたが、
いい経験になるだろう。
「野球小僧」藤井にも奮起してもらって、少しでもお互いの負担を減らせるようになればと
思う。見ようによっては、鎌ヶ谷組にもローテに入れそうな奴はいるはず。
このたびのダースのように。
陽も今年2ホーマーを放つなど上向き加減だが、守備に難があるのは否めない。金子誠や
小谷野の存在がまだ必要といえる。飯山と尾崎にも今年は一皮向けることを期待したい。
それでも、信じることを忘れずに大きな視点で構えているのは、
捕手出身の監督だからなのだろうか?
今年鎌ヶ谷組の成長が目立ってきたが、これも梨田監督が長期的な視座でのことだろうと思う。
かつてホークスで城島がマリナーズに行った時は、的場や田上というベンチ組に頼らざるを得ず、
苦しい野球を強いられた。森脇監督代行も重苦しいプレッシャーの中よくがんばったと感じた。