Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

今日の新聞記事より

派遣労働者過労自殺認定 ニコンなど2社に賠償命令  2005/03/31 17:42
 業務請負の形で光学機器大手ニコンの熊谷工場(埼玉県)に派遣された男性がうつ病を発症して自殺したのは、長時間勤務と劣悪な勤務環境が原因として、母親がニコンと業務請負会社ネクスター(現アテスト、名古屋市)に計約1億4400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は31日、約2480万円の支払いを命じた。

 過労死弁護団全国連絡会議によると、実質的な派遣労働者過労自殺を認め、賠償を命じた判決は初めて。派遣労働者は雇用責任が分散しがちで権利の保護が難しいと指摘されており、企業側には一層の安全配慮が求められそうだ。

 芝田俊文裁判長は判決理由で「不規則、長時間の勤務で、作業内容や閉鎖的な職場の環境にも精神障害の原因となる強い心理的負担があった。自殺原因の重要部分は業務の過重によるうつ病にある」と指摘。

とうとう氷山の一角が出てきました。派遣社員が非人間的な扱いをいかに受けているかが
この記事からわかるでしょう。雇用責任が分散しがちだったら、正社員が根付くような
苗床づくりをすればいいだろうが!ニコンはこの数十年で苗床を腐らせてしまったのか?
ニコンの技術は素晴らしいと思っていただけに、このような不祥事を見てしまうと
侮蔑したくなります。
今、私たちは「働く」ことの意味を考える時期に差し掛かっているのではないだろうか。
「仁」の心を忘れたトップは早々に席を立つべきである。
あと、日本人の特性として「バトンタッチのヘタクソぶり」というのがある。
仕事を自分で抱え込んでしまう。仕事で世代交代が怖い。
そんな思いから、未来の人材を育成する機会を失い、しっぺがえしがくるだけである。
いい例が、ニートの増加であることがわからないのか!