Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

格差社会に見た加害者の心の闇

まず、申し遅れましたが、秋葉原連続殺傷事件で被害にあわれた皆様のご冥福を
心から祈ります。ご遺族の皆様には、ご心中察します。



もちろん、加藤被告(これから裁判も始まると思われるのでこう呼ぼう)のした
ことは許されないことである。刑法29条などを隠れ蓑にしようと、遺族が抱く
心の時効は永遠に続く。



一番影を落としているのは、ゼロ成長で先が見えず、かつ現代の士農工商とも
言えるほど階層化してしまった格差社会である。



今までの首相は一億総中流の名の下に、政治を展開してきたわけだが、その間に
官僚の腐敗を許す結果を招いてしまった。世襲議員、族議員を永田町に送り込んだ
私たち国民にも非はもちろんあるが、それ以上に断罪されなければならないのは
政治家や官僚である。



巷の情報で自分が考える限り、今の社会は以下のように階層化されているのでは
ないだろうか。



政治家・官僚

大企業

正規労働者(正社員など)

自営業など

非正規労働者(フリーター、パート、契約社員、派遣社員、嘱託社員など)



そして、その下にはニートや障害者、ホームレス、ネットカフェ難民などがいて
社会の底辺でもだえ苦しんでいるようにみえる。



一部の障害者やニートは自分の力で這い上がることもやっているだろうが、それでも
さまざまな壁に阻まれてきたことはあるかもしれない。



学生時代の友人で生まれつき身体障害を持っている奴がいたが、彼はSOHOでの
独立を実現し、自分の腕一つでまずは小遣い銭を稼いだりしていた。しかし、
5年くらい前に風邪をこじらせて肺炎で亡くなってしまった。彼は一度も卑屈な
態度を見せたことも無く、4年間の努力で卒業できた。彼の命があまりないと
わかっていれば、俺はもっと彼にできることをやりたかったと悔いている。



後期高齢者医療制度もはじまり、様々な反発を日本国中で招いているにも関わらず、
政府は廃案にしようという動きも無い。障害者福祉にせよ、一部の不届き者のせいで
交通費助成が削られるという事態は非常に嘆かわしい。



労働政策にしても尻切れトンボで、失業率はうなぎのぼりで、非正規労働者の待遇
改善は出来ていない状況である。



選挙のための政党政治ではなく、国民のための政治に立脚して政治を展開していただき
たいものである。