恐怖の年度末決算。

初めての決算ゆえに内心不安だった。レイオフ中のボスオバタリタンが「３月には
オオタナ（決算）があるからねぇ」と釘を差してきたので、正直胃から胃液がこみ
上げるほどの気持ちだった。



下手の考え休むに似たりと言い聞かせ、毎月の通り棚卸しを行った。在庫をギリギリ
まで減らしていたので、思いのほか早く終了した。



注意したのは商品を売ったので数が減ったとか、数え漏れが見つかって数が増えたと
いう点だった。自分も念には念を入れていたが、副支配人に棚卸しの書類を出した後に
こんなことがおこった。



係長はあきれた顔を見せつつも「そんくらいなら何とかなるよ」と処理してくれる
ことになった。



そんな訳で我がコーナーの決算は一応終了したわけだが、今回は在庫をいかに圧縮
するかで頭を痛めたとしみじみ思う。小物コーナーの品目が書類３０枚近くになる
ほど多く、８人がかりでようやく９割方終わるという有様だった。



結局上がったのは７時過ぎ。コーナーによってはこんな厄介なことも起きてしまう
のである。