当選は忘れた頃にやってくる
昨日、朝食を取っている時だった。いきなり呼び鈴が鳴り、誰かと思いお袋が
いぶかしげな表情で受話器を取ると、ドアホンからペリカン便の配達員の声がした。
お袋は早速、サインをして荷物を受け取ると、中身は米5キロ袋が二つ、計10キロ
の米が入っていた。
実は、少し前に、どさんこワイドの桃山おにぎり店の感想を携帯サイトから送った
ことがあった。
感想文を出してくれた人の中から、抽選で10名におぼろづきとふっくりんこの
セットが当たるという懸賞にもなっていた。
仕事運はすこぶる悪いが、変なところでクジ運が良かったりするから、非常に
困ることもある。
学生時代のときも一回だけあった。ベンチャーセーフネットの懸賞で、まずはがき
を送ったら、次は400字原稿用紙1枚に書いて送ってきてくれといわれテーマの
「挑戦」にまつわるエピソードを書いて送ったら知らぬ間に当選していて、読売旅行
の添乗員からの電話を受けて初めてわかった。
最初はキツネにつままれた気分で、サギなんじゃないかと疑った。
いいとこの大学生もいて、蓋をしていた学歴コンプレックスがむくむくと爆発し
かけたが、大阪の大学生グループやクロアチア代表サポーターらと打ち解けたり
して、自分自身いい思い出になった。
日本対クロアチアの試合も見れたから非常によかった。
この頃、履歴書を送れば必ず返されるという現実に直面していただけに、今回の
米10キロ当選は自分の心にわずかながら希望の火を灯すことになりそうだ。