Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

教師という職業を経験して

36歳の新人という身分に加え、職場にも馴染めずにいた自分を
救ってくれたのは多くの人のやさしさだと思っています。



学級運営で悩んでいる時に、わざわざ酒の席に誘ってありがたい
話をしてくれた校長先生。



重い職責にもかかわらず周囲に冗談を言っては和ませてくれた
教頭先生。教頭の明るさには、何度も救われました。



俺が年度途中で異動になったにもかかわらず、陰ながら心配して
くれた元3学年主任の先生。



自分の至らなさがあったにもかかわらず、自分の後輩のように
面倒をみてくれた元2学年主任の先生。



テキパキした仕事振りの一方で、目配り気配りをしてくれた
事務長さん。



自分の仕事の一方で、いろいろと話し相手になってくれた
事務員さん。



グチや嘆きばかり言っていたにもかかわらず、俺を叱ったり
励ましてくれた司書教諭の先生。いつもコーヒーをごちそう
さまでした。



…などなど、振り返ると自分はいろいろな人からやさしさを
もらっていたんだなぁとしみじみ思います。



自分の至らなさをたくさんの生徒から攻撃されて動揺する
ばかりの1年でしたが、昨日ある女子生徒から手紙をもらい
教師をやっててよかったと感じました。



今までの職場では、教科さえ教えていれば良いという時間講師と
いう身分でしたので、学校という組織が見えていませんでした。



校務分掌や学級担任という学校の根幹にかかわる仕事を1年間
だけでもやらせてもらったことで、少しは全体像が見えた気は
しています。



人生で初めて、組合の討論会や秋の教員旅行にも参加することが
出来、自分の中ではこれもキラキラした思い出になっています。



討論会では、定山渓のホテルで、いろいろな高校の先生方と話す
ことで、私立学校を取り巻く現状を知る事ができました。



旅行では、バスの中で昼間から酒を酌み交わし、さらに宴会では
カラオケで教員有志が大熱唱という1日目に加え、2日目は黒岳や
旭山動物園を見物するなど楽しい経験ができました。



学校に未練はありますが、26日の会議が終われば自分の任務は
完全に終わりです。残っている仕事をきっちりと終わらせることで
新しい旅立ちへと向かっていきたいと思います。